このたび私、税務署へ開業届を提出してきました。
職種は「デザイナー」です。
思えば、公務員を退職しとりあえず無職になって、はや3ヶ月。
これまで、ボロボロになった心身を労わって休んだり、ときにはパソコンに張り付いてデザインに打ち込んだり、でもやっぱり疲れて休んだり、そんなことをしているうちにあっという間に時が過ぎていきました。
そしていよいよ次は、個人事業主としてのスタートに立ったわけです。
8割の不安と2割のワクワクが入り混じったような、不思議な感覚に浸りながら、この記録を書いています。
開業手続きが簡単すぎてビビる
開業してみて驚いたのが、一連の手続きがめちゃくちゃ簡単だったことです。
事業を始めるために必要な手続きというのは、
- 開業届
- 青色申告承認申請書(希望する場合)
を税務署へ提出することなのですが、
書類を作るのに5分。
窓口での提出に1分。
これだけでした。
なんなら税務署への提出は郵送でもOKです。
個人事業主になるためには相当の事前準備と体力が必要なものと勝手に思っていたのですが、少なくとも書類関係においては全然そんなことはありませんでした。
(その代わり、開業後に毎年行う確定申告は大変ですけどね。)
ちなみに書類作成では「マネーフォワードクラウド」の開業支援サービスにお世話になりました。
フォームからポチポチ入力するだけで、あっという間に必要な書類一式が出来上がります。
いやあ、便利な時代ですね。
デザイナーとしての今後
Webデザインを中心に
さて、無事に開業手続きが済んだということで、これからはデザイナーとして日々精進していかなければなりません。
ぼくが事業のメインとして据えていきたいのは、Webデザインの分野です。
一言でいうと、ウェブサイトを作る人。
そのためには、
- ウェブサイトの構成設計、デザイン制作
- HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどのプログラミング言語を使ったコーディング
- WordPress(サイトの管理システム)の実装、カスタマイズ
などといった多岐にわたる業務をこなしていく必要があります。
もちろん大変なのですが、ぼくにとってはその工程の一つ一つが魅力的で、「楽しい」という気持ちを原動力にしていける感じがするんですよね。
またコツコツと地道な作業と試行錯誤が実を結ぶ分野だと思うので、そのあたりも自分に向いていると感じています。
ともかくまずはポートフォリオ
何はともあれ今後最優先で取り組んでいかなければならないのは、ポートフォリオと呼ばれる、自己紹介代わりになるようなWebサイトの用意です。
安心してご依頼をいただくためには、まずは「どんなものが作れるか」を実物として示さなければなりませんからね。
かねてより少しずつ制作を進めてはいるのですが、なかなか完成まで至っておりません。
細かい部分は後々調整することにして、ひとまず一刻も早く公開までしてしまわねば…
と、ソワソワしている今日この頃です。
完成したら、こちらのブログでも紹介させていただきますね。
ポートフォリオに加えて、あとは周囲にばら撒くための名刺の作成。
このあたりが最低限の第一ステップとなるでしょう。
早々にクリアしていきたいところです。
心がけておきたいこと
ぼくにとって、デザイナーという道はまったくもって新しい世界です。
業界の雰囲気、必要とされる素養はこれまでと一変し、過去に培ってきた公務員としての経験のほとんどは直接の役に立たないと思われます。
そんな中でなんとかやっていくために、心がけておきたいことがあります。
学ぶことを怠らない
一つは、常に学び続けること。
デザインの領域もWebの領域も、どちらもトレンドや技術面の移り変わりが激しく、絶えずスキルをアップデートしなければならない世界です。
ましてぼくは経験が浅い身ですから、仕事を裏打ちできるような知識や技術を着実に身につけ、コツコツと成長し続ける姿勢を大切にしていきたいと思っています。
あとは単純に一人の個人事業主として、簿記とか経理関係の勉強ですね。
仮にも公務員をやってたので、まあ帳簿系はいけるっしょ!と考えていたのですが、実際は手をつければつけるほど自分の無知を自覚し、途方に暮れつつあります。
ということで身につけるべきことは星のように多い状況ですが、ぼくは結構ほっといても自然と学びたがる性格だと自負しているので、適度にリラックスしてやっていきたいと思います。
自分をアピールする
もう一つは、デザイナーとしての自分を周囲に知ってもらうための努力をすることです。
つまりは営業活動ですね。
特に初めのうちは、
「何かお困りのことはありませんか?」
「あなたのお役に立ちますよ!」
といった具合に積極的に働きかけていかなければ、待てど暮らせど仕事は舞い込まないことでしょう。
そして悲しいことに、これは明らかにぼくの苦手分野でもあります。
アピールも大事だけど、長続きさせるためのメンタルも大事。
しっかりバランスをとって、無理のない範囲でチャレンジしていきたいところです。
まとめ
というわけで、開業当初の心持ちとしては、
気を引き締めつつ、焦らず地道にぼちぼちやっていくぞー
とまあ、こんな感じです。
フリーランスの道には、きっと不安がつきものです。
まずは身をもって不安に慣れておこう!くらいの精神で、これからの苦しい時期を乗り越えていきたいですね。
正直1年後の生活がどうなっているかの想像すらできませんが、今後この挑戦が人生にとって少しでも実りあるものとなればいいなと期待しています。
挫折や迷走も記事にしていけたらと思いますので、よければ気が向いたときにまた経過を観察いただけると光栄です。