このブログと並行してYoutubeにも日記的な動画をちまちまと投稿していたのですが、先日ついにチャンネルの登録者数が1,000人を突破していました。
登録者数1,000人といえば、多くのYoutuberがまず最初の目標に掲げるマイルストーン。
その達成率はYoutube全体の上位10%~15%の割合などと言われているそうです。
それを自分がまさか達成できるとは…!めでたい限りです。

チャンネル登録してくれている方、様子を気にかけてくださっている方、本当にありがとうございます。
動画の初投稿からおよそ3年。動画の本数は19本。
およそ2~3か月に1度の更新頻度です。
今回は、そんな感じでゆるゆると地道に続けてきたチャンネル「ゆうすけのキロク」の歩みを振り返ってみたいと思います。
チャンネルの概要
まずYoutubeチャンネル「ゆうすけのキロク」についてサラッとご紹介します。
ご紹介といっても何か固まったコンセプトが定まっているわけでもなく、このブログでしているような雑多気ままな投稿をそのまま動画というプラットフォームに移しただけの、雑談VLOGのようなチャンネルとなっています。
最初の投稿は2022年4月。
前職の公務員を休職→退職して、とりあえず無職になった直後のタイミングですね。
このときに初動画として、適応障害の体験談とか当時の気持ちとか今後の展望みたいな話をしたわけですが、その後の投稿もわりとそういった、「その後の現況報告」「退職してからの体調変化」みたいな方向性の動画をメインにアップしています。
現在チャンネル登録してくださっている方々の属性としても、
- 将来に不安のある現役公務員
- 適応障害やその他精神的な症状に悩んでいる
- 仕事を休職または退職して今後の展望が見えない
といった方(あるいは過去にそうだった方)が多いのではないかと推測しています。
ちなみに初投稿のときは、このブログにも「動画編集めっちゃ大変だった!」的な記事を書いていました。
あれからもう早3年になるんですね。

ちなみに3年前にやたら苦労していたのは、適正な動画サイズに関する知識不足とフリーの編集ソフトに起因するものでした。その後知識も増え、便利な「Adobe Premiere Pro」を使うようになってからは、動画編集の負担もかなり減りました。
登録者数の推移
さてYoutubeチャンネルを運営していると、管理画面(ダッシュボード)から色々な統計を見ることができます。
どの動画がどれくらいの再生時間まで見られているとか、その動画きっかけのチャンネル登録率がどれくらいとか、めちゃくちゃ細かい分析もできる仕様になっているのですが、今回そこまではやりません。
もっとも大雑把な統計として、累計登録者数の推移をグラフで見てみましょう。
2022年4月~2025年3月までの3年間で、こんな感じに増えていっています。

おそらく登録者数1,000人を達成したチャンネルの中では、かなりゆっくりとした成長ペースなんじゃないでしょうか。
一貫してじんわりじんわりと右肩上がりになっています。
なんとなく傾向として、毎年9~11月ごろの間に少しグイっと伸びる周期があるようです。
ぼくと同じように4月の異動や転職を機に心を病んで、「これからどうしようかな…」とネットをさまようのが大体これくらいの時期ということなんですかね?
Youtubeの検索アルゴリズムの事情も絡むでしょうから、このあたりのメカニズムはよくわかりません。
特に再生回数が多い動画
続いて、これまで投稿してきた動画の再生回数を見てみましょう。
動画の伸び具合というのはなかなか予測できないもので、さらっと撮った動画が意外とたくさん再生されたり、逆に結構気合いを入れて編集した動画が全然再生されなかったりします。
(ぼくのチャンネルではほとんど後者のパターンです。)
いずれにしても、再生数を見比べて「こういう動画に需要があるのか」と後から分析するのは単純に面白いですね。
1位:【コロナ体験記】喉のつらい症状や療養中に役立ったもの、後遺症などについて
再生回数:約 13.2万回
現時点でもっとも多く再生されているのが、コロナにかかったときの体験談を話しているこちらの動画です。
- めっっちゃ喉が痛かったこと
- ロキソニンと龍角散のどあめとハチミツで乗り切ったこと
などを話しています。
(いつも以上にガシャガシャと聞き取りづらい声が、その余韻を物語っていますね。)
こちらのブログ記事たちをギュッとまとめた動画版、といった内容になっています。
あまり気合いを入れて公開した動画ではなかったので、そもそも伸びたのも予想外でしたし、まして10万回再生を超えるなんて思いもしませんでした。
チャンネルにおけるこの動画の功績は大きく、統計を見てもそのインパクトが如実に可視化されています。

グラフの真ん中あたり、視聴回数の風速が急にはねあがっているのが、コロナ動画を投稿したタイミングです。
これのおかげでチャンネル登録者数も結構増えました。
ちなみにこの当時は全国的にコロナが流行っている時期でもありました。
たしかに高熱とのどの痛みに苦しめられている方々は、その間とにかくしんどいし、外にも出られないし、ベッドでYoutubeでも見て色々と情報や気休めが欲しいのかもしれませんね。
ワクチン的な意味で若干センシティブなテーマでもあるので、コメント欄はいつもより荒れた反応も多くあった気がしますが、「有用な体験談をありがとう」的なリアクションをたくさんいただけました。

わざわざ病み上がりに動画をアップした甲斐があったな、と嬉しく思っています。
2位:6年勤めた公務員を辞めて無職になった今の心境をお話しします【適応障害】
再生回数:5.1万回
次点でこちら。
ぼくがチャンネルを開設して最初に投稿した動画です。
これは当ブログを始めた動機でもある「自分の人生をサンプルのひとつとして誰かに提供したいな」みたいな思いをふんだんにこめた動画だったので、5万回分誰かのもとに音声が届いていると思うと嬉しい限りです。
今しんどい思いをしている人にとって、他人の人生に触れることはそれ自体がケアにつながるとぼくは思っています。
誰かの人生の物語には、自分のことで精一杯になったせまい視野を少しだけ広げてくれて、自分の中でガチガチに肥大した絶望をわずかにほぐしてくれるようなパワーがあります。
だからあらゆる挫折や苦しかった体験談は、おしなべて他の誰かにとって有用な薬になりうるし、この動画もその意味で(語りの流暢さは問わず)有用なものだと自負しています。
メンタルを病んで公務員のレールから外れてしまったあの退職の決断は正解だったのか?的なことを考える日もあるんですが、この動画が再生されて何らかのコメントをいただけるたびに、「まあ少なくとも誰かにとっての価値はあったはずだよな」と自身の過去をプラスに捉えることができています。
3位:【公務員】6年で辞めた場合の退職金を公開します【計算方法もご紹介】
再生回数:1.7万回
その次に伸びているのは、退職金の公開動画です。
公務員を6年で辞めたら58万円くらいもらえました!という話をしています。
まあこれは題材的に、いかにも引きがありそうトピックだなという感じはしますね。
人間というのは、お金に関する生々しい話にはどうしても興味がそそられてしまう生き物なのでしょう。
特に公務員の退職金事情となると、公開しているコンテンツの母数自体あまり多くないはずです。
- 「いま退職したらどのくらいもらえるのかな…?」と気になっている現役公務員の方
- 「公僕ごときが退職金など受け取ってけしからん!」と憤っている公務員アンチの方
- 単純に他人の給料を野次馬的に覗いてみたい興味本位の方
など、わりと色々な立場の方に見ていただけるテーマではあるように思います。
ちなみにこの退職金動画は、先ほどの初投稿の翌月に投稿した、チャンネルで2本目の動画。
よく言えばたて続けに好調なスタート、悪く言えば尻すぼみで今後はだんだん伸び悩んでいくチャンネルということになります。

現在1万回再生を超えている動画は、今回ご紹介した3本のみ。
残りの16本は多くて5,000回とか、1,000回に満たないものもたくさんあります。
厳しい世界ですね…
まとめ
以上、登録者1,000人時点でのチャンネルの現状についてでした。
今回ご紹介した上位3本の動画がじわじわ牽引する形で、気づいたらここまできていた感じです。
一応チャンネル登録者1,000人+細々とした要件を満たすと、動画に広告を挿入して再生回数に応じた収益が得られるようになるんですよ。
ということは、ぼくはこれから「YouTuber」の肩書を名乗ってもウソにならないのです。

なお先月の初収益は、だいたい本が1~2冊買えるくらいの額でした。
ささやかながら、いわゆる不労所得です。嬉しい。
まあ、かといって今後も、動画の更新頻度や気合いの入れ方が特に変わったりはしないでしょう。
もともと収益化を第一目標として運営してきたわけではないので、これからもブログと同様、気が向いたときに思い出したように更新する形になるかと思います。
この「ゆるゆると細く長く」の精神を保ってきたからこそ、1円にもならないチャンネル運営を3年も継続できて、その道中で思いもよらない13万回再生があって、結果として収益化にもつながったわけですからね。
最初から収益化をめざして全力ダッシュしていたら、1年目で燃えつきていてもおかしくありません。
実際そういうYouTubeチャンネルは星の数ほどあるはず。
幸い今のぼくは、Youtubeでもブログでも「こんな動画作りたいな」「あんな記事書きたいな」という構想をまだまたたくさん手元に抱えています。
(更新頻度が低いのは、構想をなかなか実行に移せない「怠け者である」という問題も抱えているからです。)
今後ともこういう小さなアイデアをゆーっくり温めながら、細々とチャンネルを継続していきたい所存です。
燃えつきるくらいなら、じわじわと静かに燃え続ける備長炭のようなコンテンツ運営を。
引き続きどうぞ末永くよろしくお願いいたします。