今年はほとんど文章を書くということができていない。書くことの優先度を上げてハードルを下げたい

最近わたくし、自由に文章を書くことに集中するような時間が激減していることに気が付きました。

もちろんメールの文章などは書きますし、仕事で扱うデザインものの原稿ではライティングをしたりもするんですけどね。
こういうブログみたいな、何の制約も目的もないような書き物を、今年はほとんどできていないのです。

気づけばもう2024年も折り返しを迎えて、外ではセミがみんみん言っていますが、当サイトで今年公開した記事数をカウントしてみると——、

どどん。なんと7か月でたったの3記事でした。
2か月に1本以下のペース!

ちなみにこのブログを開設した2022年に書いた記事数は35記事で、このときは毎月3本以上のペースでした。

アーカイブの日付から飽き性が露呈しているのが、なんだか情けないです。

まあ普段から色んな趣味にハマっては飽きているので、これも平常運転のうちなんですけどね。

とはいえ個人的には “文章を書くこと” だけはちょっとほかの趣味とは比重が違って、なんとか習慣として定着させておきたい思いもあるのです。

今後もうちょっと書く時間を確保したいなという願望もこめて、ここ最近の生活で自分がどんな時間の使い方していたのか、少し振り返ってみます。

書く時間が消えていく

ぼくは文章を作るのが非常に遅いのが長年の悩みではありますが、今年に入ってからのペースダウンはそういう次元の話でもありませんでした。

他のやりたいことがあふれていて、スキマ時間に何か書く、みたいな機会自体がすっかりなくなっちゃったんですね。

特にブログ開設当初なんかは無職になったばかりで毎日ヒマだったので、多少用事があったとしても「ちょっとここらでブログでも…」とコーヒー片手に何か書く時間が自然発生していました。

それが最近はというと、かなり行動の選択肢が広くなってしまって、なかなかそうもいきません。

今日はコレやり終わったら何か書こう!
明日は朝からまた少し何か書いて、そのあとアレしよう!

といった具合に予定を立てますが、実際はその「コレ」が今日終わらないんですよねぇ。
翌日かけてようやく終わって、「もうこんな時間!手が空いてるうちにアレしなきゃ!」とか言っていたら、すでに何か書く時間は生活の中から締め出されています。

まあ言ってしまえば、文章を書くことの優先度が低かったというだけの話ですね。
時間は作るもの。作れる時間は別のことのために使っていた、と。

書くのが遅いとかそれ以前に、そもそも書く時間もないほどに、時の流れがとにかく早すぎる。
一瞬で一日が終わっていって、ふと気づいたら冬も春も終わっていました。

これでもフルタイムで働くより圧倒的に自由時間多いはずなんですけどね。
世の中の人たちは忙しい中で色々こなしていてすごいなぁ…

書きもしないで何してたんだ

じゃあ、書かなくなった分の時間をどうしていたのかというと。
今年になって増えたのはおおむね次のことをしている時間だった気がしますね。

  1. Webデザイナーとしての自分の仕事
  2. 個人サイトのリニューアルやリライト
  3. 本や映画などのエンタメコンテンツ鑑賞

1. お仕事してた

まずは最優先事項であるお仕事のご依頼対応が、ありがたいことに以前より増えてきました。

大きな制作案件が丸ごとボン!とくるというよりも、そのうちの一部を担当する形とか、全体でも小規模の制作とか、既存サイトのカスタマイズとか、わりと細々としたご相談の頻度が上がってきた感じなんですよね。

そうなると必然的に個々の納期は短くなりがちで、業務連絡の比重も増えて、断続的にじわじわとタスクが続いていく感じになってきます。

なので、自分都合でのスケジュールが立てにくい状況ではあったかなという気がします。

「あとでブログ書こうかな~」とか考えていても、そこに急ぎのご相談がくるとやっぱりそっちをやりたいので、どうしても優先度の低い予定から順に除外されていっちゃうんですね…。

2. サイトいじってた

そして手が空いた時間はというと、今年はなぜか自分が過去に作った個人サイトの改修作業に片っ端から取り組んでいました。
このブログ、仕事用の自己紹介サイト、また別のブログ…

今やらなきゃいけない理由はまったくないんですが、少しやりだすとあれもこれもと気になって、途中で止まれなくなっちゃうんですよね。

今年1~3月にかけては、このブログサイトの改修をちまちまと進めていました。
サイト名も「公務員を辞めて無職になりました」から「立ち止まる日々のキロク」に変更し、トップページのデザインも入れ替えて気分新たに再出発!

まあ記事は更新していないんですけどね。

2024年3月からのブログTOP

また続いて3月~5月にかけては、自分のポートフォリオサイトのリニューアルを進めていました。
フリーランスとしての業務内容や実績などを掲載する自己紹介的なサイトですね。

これもおよそ2年前の開業当時にとりあえず作ってから、技術的なカスタマイズはほとんど入れられていなかったので、ここらで思い切ってリニューアルしようと奮起した次第です。

デザインの雰囲気はもとのポートフォリオを踏襲しつつも、サイト表示の仕組みはかなり根本から作り直したので、意外と手間がかかりました。

2024年5月からのポートフォリオ

↓ こちらから実際のサイトにアクセスできます。


そしてこれらにとどまらず現在は、公務員在籍中に趣味で更新していた雑学ブログをリニューアル&全記事リライトしているところです。

4年ほど前の自分が作ったサイトや記事を改めて見直すと、あちこちに粗が目立って、とても恥ずかしくなります。
しかしそれは今の自分が当時より成長している証でもあるのでしょう。

今の自分のデザインや文章も数年後に見たら突っ込みたくなるのだろうし、そうあるべしとも思います。

古いサイトで公開中の50記事ほどをほとんどゼロベースで見直しており、うち15記事ほどはヒドすぎるので廃棄することになりそうです。
残る35記事はリライト対象ですが、3か月ほどかけて現在ようやくそのうちの11記事までやってきました。

ちなみにサイト全体のフレームはこんな感じでできています。
まだまだ公開の目途は立ちませんが、早いところすべての記事を整えてサイトを切り替えたいなと思っています。

2024年7月時点 制作中…

よく考えたら雑学ブログの記事リライトで「文章を書くこと」自体は意外とやってるのかもしれません。

しかし、雑学系の記事では性質上どうしても収集した情報や事実関係を整理する作業になるので、自分の中から何か表出しているという感覚はあまりありません。
ぼくが必要としている「自由に文章を書くこと」とはちょっと違うのです…。

3. 本や映画を見てた

それから今年に入って、いわゆるコンテンツ消費の量が増えてきました。
以前は趣味のインプットといえばYouTubeの動画または人文科学系の本がメインだったのですが、最近では小説・マンガ・アニメ・映画といった分野にもマイブームがきています。

いずれも、最新作ではなく、言わずと知れた名作を後追いでチェックすることが多いですね。
これまで履修していなかった必修科目を、今になって片っ端から拾っている感じ。

たとえば直近だと、京極夏彦の『姑獲鳥の夏』に始まる百鬼夜行シリーズに手を出しました。

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現在シリーズ3作目まで読み進めていますが、1冊あたり1,000ページを超える大ボリュームなので、まあ時間が取られて仕方がありません。
世界観に入り込む労力を避けてノンフィクションばかり読んでいましたが、小説も読みだすとハマっちゃいますね。

マンガのほうだと、『HUNTER×HUNTER』とか『SLUM DUNK』を読み進めています。

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今更かよ!という感じですが、ぼくにはこういう取りこぼしている必修科目がいくつもあるのです。
それらを片っ端から履修して回るタイミングが定期的にくるのですが、それがたまたま今年なのでした。

名作は各ジャンルでまだまだありますからね。
無制限に見てたらキリがないですよね…。

書くことの優先度とハードルを見直そう

ということで、今年の日々の生活は大体こんな感じでした。

  • 【最優先】断続的な小規模のこまごまとした仕事
  • 【余裕があるとき】やりたいこと(サイト改修)
  • 【さらに残ったスキマ時間】エンタメコンテンツ

こうして冷静に振り返ってみて、「自由に文章を書く」という時間を積極的に作り出す意識が欠けていたな、というのを改めて感じました。

前までは「気が向いたときに気ままに何か書いていこう」くらいに考えていましたが、そろそろ方針を微調整する時期かもしれません。
書くことの優先度が低いと、ほかのやりたいことで押しのけられて、そんな時間は元よりなくなってしまう。

その背景にはおそらく、「書くならしっかり書かなきゃ」とハードルが高くなり過ぎていた部分もあったと思うんですよね。

本当はエンタメを消費する時間のほんの一部でも何か書くことにあてられるはずなのだけど、
「これといって有用なテーマも思いつかないし…」
「書きたいことを整理するためのまとまった時間もないし…」
といった具合になかなか取っつきづらく、手っ取り早くていつでも切り上げられる本や映像に走ってしまいがちなのでした。

書くためにはまず自分の中のハードルを下げなければなりません。

別に自然体でいいじゃない!無理して書かなくても好きなことして過ごしたら?と、数年前の無職になりたての自分ならそう言ってそうですし、もちろん一理あるのですが、このごろのぼくはとにかく何か書き続けることの必要性のようなものを以前より感じるようになっているのです。

  • 書いたもののクオリティよりも書くことそのものに意味がある
  • 健康に生きるために「運動習慣」と同じように「書く習慣」も必要である

こういった感覚を、書く量が減った今、より一層持つようになりました。

そのあたりの理由付けをこの記事でも書き殴ろうと思っていたのですが、すでにいい具合の分量になってきたので、また別の機会に回したいと思います。

この記事が尻切れトンボになろうが、まあとりあえず良しとしましょう。
ともあれまずは、書くことのハードルを下げよう!そのぶん日課としての優先度を上げよう!
その体現として、今回もちょっと疲れてきたので一旦筆をおくことにします。

雑学ブログと同じで、質の悪い記事はあとから消すなり書き直すなりなんとでもできますもんね。

とりあえず何でもいいので自由に書いてネットの海に流す習慣を取り戻すところから、少しずつテキトーにやっていきたいなと意気込んだ今日でした。