心が窮屈になりすぎないように、意識して外へ出て空を見上げてみる

この記事を書いている頃はすっかり夏真っ盛りといった感じで、突き抜けるような青空が気持ちいい季節を迎えています。

窓からは夏らしい入道雲がのぞいて見えることも多くなってきました。

さて、ここのところぼくが意識しているのは、こまめに空を見上げる時間を作るということです。

連日エアコンが不可欠な暑さですから、特に休みの日や、デスクワークの方であれば、朝から晩までずっと室内にこもりっきりになることも珍しくないかもしれません。

そんな中、少しの間だけでも外へ出て、じっと空に注目してみる時間というのは、心の健康をキープするうえで重要なことだと思うのです。

今回はそんな空を見上げることのススメついて書いてみます。

空を見上げることの効能

自然にふれれば心が休まる

「人は自然にふれることでストレスが緩和する」というのはよく言われる話で、いろいろな科学的な研究でも示唆されています。(ex.『Forest medicine research in Japan』)

そしてこのことは経験則としても、かなり納得できますよね。
リフレッシュを目的とした別荘地なんかも、大体そばに森があったり川が流れていたり、自然豊かなエリアとなっています。

ぼくとしては、大自然が映った写真を見るだけでも、なんだか心が落ち着いてくのを感じるくらいです。

「どうして自然に触れるとリラックスできるのか」という理由についてですが、

自然の雄大さを意識することで心の視野が広がるから

というのが個人的に一番しっくりきます。

空や海や大地など、とにかく「自然」というのは、我々人間とは比べられないくらいスケールの大きい対象ですよね。

大いなる自然と対峙することで、

ぼく

自分なんて小さな存在にすぎないんだなぁ…

という感覚をひしひしと肌で味わうことができます。

そうすると、自分の中の悩みとか不安とかにクローズアップしていた心のカメラの画角がぐいーっと広がって、もっと広い視野で自分を俯瞰できるわけです。

おのずと呼吸も深くなって、なんだか時間もゆっくりと流ていくような感覚がしてくるんですよね。

メンタルが弱くなっているときというのは、知らず知らずのうちに視野が狭く、呼吸が浅く、ゆとりがなくなっているケースが多い気がします。

心の健康を保つためには、窮屈になった心を定期的に休めること。
そのための第一歩として、自然にふれることでまずは物理的な視野を広げるということが結構役に立つのではないでしょうか。

空は一番身近な自然

日頃からなるべくこまめに自然にふれたい!と考えたとき、「空」はまさにうってつけの自然といえます。

だって365日どこにいようが、空は見上げるだけでいつでも鑑賞できるわけですもんね。
森林浴や海水浴をしようと思ったら、なかなかそうはいきません。

ちょっと窓から外をのぞけば、そこに空がある。
自宅にいてもオフィスにいても、わずかなスキマ時間があれば、自然にふれることができるのです。

そしてその空は、会社や自治体や国家といった境界とはなにも関係なく、全人類共通の空として広がっている。
なんなら人類が誕生するずっと前から、同じようにただただ広がっている。

空という大自然はいつでもそこにあるので、あとは自分が意識を向けるかどうかです。

ぼくは自宅でパソコンなどしているとき、無意識にどんどんのめりこんで何時間もデスクに座りっぱなしになってしまうクセがあるので、1時間ごとに空見上げタイムを設けて、3分ほどベランダへ出て佇むことにしています。

たった3分でも、いくらか心をリフレッシュできている感覚があります。

ほんとはブラブラ散歩にでも出てゆっくりと空を見上げたいところなのですが、なにせ外は地獄の暑さなので、しばらくはベランダで妥協することになりそうですね。

雲に注目すると楽しい

もう少し細かく言うと、ぼくは空の中でも特に雲を見るのが好きです。

そのスケールや美しさもさることながら、刻々と形を変えていくのも雲の面白いポイントです。

1時間ごとにベランダに出て観測していると、そのときどきで空模様がまったく違っているので、全然飽きないんですよね。

せっかくなので撮りためた写真の一部をシェアさせてください。



こんな感じで、雲には多種多様な姿があります。

一期一会の空を眺めながら、

ぼく

遠くに大きな入道雲が見えるな。
あの辺りはきっと低気圧で、たくさんの空気が流れ込んでるんだなぁ…。

あっちではすじ雲がキレイに並んでるな。
今ごろ上空では強い風が吹いてるのかなぁ…。

といった具合に、目に見えない大気の流れみたいなものに心を馳せていると、みるみる思考にゆとりが生まれる感じがしてきます。

少なくとも、自分の内側へと意識が過剰に向きすぎることは避けられそうですね。

まとめ

ということで今回は、空や雲を眺めるのは楽しいし、心のためにもなるというお話でした。

やっぱり晴れている空が一番気持ちいいのですが、曇り空や雨の空もまた違った趣きが感じられて良いものです。

ぜひこのあとは空を見上げてみて、今日の雲の様子を眺めてみてください。
(地下鉄に乗っている方はとりあえずGoogleで「 夏 入道雲 」などと画像検索して気分だけ味わいましょう。)

そして素敵な空模様に出会えたときは、Twitterかなにかでぼくにも写真を共有してくださると喜びます。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

これからやってくる秋の空も楽しみですね。