先日わたくし、1泊2日のキャンプを通して、その良さを改めて認識してまいりました。
広い広い自然の中でゆったりとした時間を過ごすことは、それだけで心身の疲れをリフレッシュしてくれるんですよね。
ところで、キャンプの魅力を考えるうえでとっても大きな要素として、道具への愛着があるとぼくは感じています。
市場にはたくさんのキャンプ道具が溢れていますが、どれも手に取って使いたくなるような美しいアイテムばかりです。
というのも、キャンプ道具というのは基本的に次のようなコンセプトに沿っていることが多いんですよね。
- 機能性・実用性を追求した造形
- 余計な装飾を省いたシンプルなデザイン
- コンパクトにまとめて持ち運べる設計
まさに機能美と言い表すにふさわしい、洗練された魅力があるのです。
今回は、ぼくがキャンプで使っているお気に入りの道具をご紹介させてください。
お気に入りの道具たち
以下、リンク付きでアイテムを挙げていきますね。
ぼくはみんなでワイワイやるよりも、一人(or 少人数)でひっそりゆったりしているのが好きなので、道具もほぼソロキャンプ前提で買いそろえた形となっています。
テント
まずはキャンプグッズの主役、テントです。
ぼくが使っているのはワンポールテントと呼ばれるタイプ。
その名のとおり、真ん中に1本のポールを支柱として立てる仕組みになっていて、構造がシンプルで簡単に組み立てられるのがポイントです。
また三角のとんがり屋根の見た目もカッコイイですよね。
「キャンプにきたぞ!」といった感じが出て気分が上がります。
今回ご紹介したテントは中でもソロ用に特化したもので、内室がテント全体の半分にだけついているモデルです。
大人1人がしっかり寝られるスペースを確保しつつも、残り半分は前室(靴や荷物を収納しておけるスペース)として活用できる形になっているんですね。
さらに天井も高いので、小雨が降ってきたときなんかは前室スペースにチェアとテーブルを広げて十分くつろぐことができます。
雨粒がぽつぽつとテントに当たる音を聞きながら、酒など飲みながら外を眺めるのはとても素敵な時間なのです。
チェア
続いてチェアです。
ゆったりリラックスしたいので、背もたれがしっかり伸びていて寄りかかれるものを選んでいます。
こちらのチェアはお尻がすっぽりと包み込まれるように沈み込む感覚があって、大変座り心地がいいです。
ハンモックにも近いような独特の感覚が恋しくて、たまに自宅でもサッと組み立てて使ったりもしていました。
あとは天体観測に行くときとか、花火を見るときとか、なんだかんだ便利に活躍していますね。
それからぼくはキャンプで本を読むのを楽しみにしているので、チェアに本やkindle端末がいい感じに収まるサイズのポケットがついている点もとても気に入っています。
テーブル
テーブルは必須かと言われるとそうでもない気がしますが、特にコーヒーを淹れたり調理をしたりといったことをする際にあると快適です。
ぼくが使っているのはこちら。
テーブルにもいろいろ種類あありますが、こちらはいい具合に高さがある点が気に入っています。
先に紹介したチェアも比較的高さがあるタイプなので、あまり低いテーブルだと座ったままの作業をするのに不都合なんですよね。
これならちょうど座った時に膝くらいの位置に天板がきてくれるので、ノンストレスでカップや食器を置いたり取ったりできます。
組み立てが一瞬で終わるのもお手軽で良いです。
ガスバーナー
ガスバーナーがあれば、ワンタッチで気軽に火を起こせます。
食事周りには欠かせないアイテムですね。
ぼくはガスバーナーとクッカーのセットを購入しました。
クッカーは手鍋とかフライパンの感覚で調理に仕えるステンレスの道具ですね。
このセットの何がいいって、クッカーの中にガスボンベがすっぽりとはめ込める設計になってるんです。
(「スタッキング」といいます。)
無駄なスペースをなくしてコンパクトにまとめることで、持ち運びの負担を減らすことができるし、なによりこの機能性が美しい。
スタッキングするたび、計算されたジャストフィット具合が気持ちよくてたまりません。
これ一式もっていけばどこでもお湯を沸かしてコーヒーが飲めるわけなので、キャンプに限らずいろんなアウトドアに活用できて、非常にお世話になっています。
焚き火台
続いては焚き火台です。
ガスバーナーがあれば火には困らないのですが、やっぱりリアルな火を起こしてゆらめく炎を堪能するのもキャンプの醍醐味。
地面に直接薪を置いて焚火をするのは禁止されていることも多いので、専用の焚き火台があると良いです。
こちらはソロキャンプにぴったりな超コンパクトサイズの焚き火台です。
折りたたむと単行本1冊分くらいのサイズ感になるので、非常に持ち運びやすくてミニマルなのが素敵ですね。
また上部にグリルを載せることができたり、炭受けの位置を3段階で調節できるので、
- グリルを付けて炭受けを一番上にセット⇒固形燃料で調理する
- グリルを外して炭受けを一番下にセット⇒薪を積み上げて焚き火を楽しむ
といった感じで状況に合わせてスマートに調整できるのもポイントです。
コンパクトさと高い機能性をもちながら、無駄がまったくないシンプルなフォルムも美しく、使っていて楽しくなるお気に入りの一品です。
ナイフ
焚き火をするなら、薪を加工するためにも専用のナイフがあると便利です。
バトニングといってナイフを叩きながら薪を細く割ることができたり、薪の先端を羽のように削って着火しやすい薪材(フェザースティック)を作ったりといったことができます。
とりわけ先に紹介したようなコンパクトな焚き火台を使う場合は、薪を細く小さくしてからくべることになるので、特にこういった作業が必要になってくるんですね。
モーラナイフは、100年以上の歴史を誇るスウェーデンの老舗ブランドです。
安くて質が高いということで、アウトドア界隈ではかなり人気があるようです。
刃の部分は結構小ぶりで、「ほんとにこれで薪が割れるのか…?」と最初は不安にもなるのですが、使ってみるととても頑丈なうえグリップもしっかりしていて、さすが老舗の安定感があります。
ナイフ一本あれば、ちょっとしたときに袋やヒモを切るのにも困らないので、そういう意味でも何かとかゆいところに手が届くアイテムと言えますね。
まとめ
ということで、今回はぼくが実際にキャンプで使っているお気に入りの道具のうち、主要なものをいくつか紹介してみました。
キャンプの魅力は自然の中に身を置く体験にこそあるわけですが、しかしそれだけではなく、愛着のある道具を揃え、使うことにもその良さを見出せると思います。
昨今のキャンプブームもあって、ショップサイトやYouTubeには魅力的なキャンプ道具がたくさん紹介されているので、本当に見ていて飽きません。
気になるアイテムがあったら、観賞用やコレクションの感覚で買ってみるのもアリではないでしょうか。
きっと眺めているうちにキャンプへ出かけたい気持ちが高まってきて、実際に使う中でさらにその道具の良さを感じられるはずです。
今回ご紹介したもの