退職願を出しました。公務員を辞めて無職になります

はじめまして、ゆうすけと申します。
みなさま、ごきげんいかがでしょうか。

ぼくは絶好調です!と言いたいところですが、なかなかそうとも言い切れません。

なぜなら頭の片隅に、常に漠然とした将来への不安がチラついているからです。
ぼくはおよそ6年間公務員として働いてきましたが、昨日退職願を提出してきました。
正式に退職となるまでもう少し期間があるのですが、転職の見込みは立っていません。

ということでぼくはもうすぐ、何でもないただの無職として生きていくことになるのです。
収入はゼロ。しかし腹は減る。家賃も要る。
いやあ、これからどうなっちゃうんでしょうか。

まあでも一方で、実はなんだか妙にスッキリとした心の軽さも感じています。
まるで受験勉強を終えて、これからキャンパスライスが始まるぞ!といったときのような解放感。
そんな気分に身をまかせて、これからブログを始めるぞ!と思い至り、この記事を書いている次第です。

ひとまず、このたび退職するに至った簡単な経緯についてお話したいと思います。

公務員としての経過

ぼくが勤めていたのは、とある都道府県庁です。
事務系の公務員で、いわゆる一般行政職という業種になります。
6年間で3つの部署を経験しました。

辞めといてこんなこと言うのもアレですが、公務員生活はとっても充実したものでした。
どの分野も社会に貢献できる仕事だし、自分が触れてこなかった知識をたくさん吸収することができます。

特に入庁して1~2年目は、

ぼく

これからいろんな業務に携わって、自分の人間性を豊かにしていくぞー!

とワクワクしていました。

しかしその一方で、ぼくは同時に、今後の公務員人生に対する不安も少しづつ募らせていきます。

  • 公務員として求められる姿と自分とのギャップ
  • 業務や人間関係が変わり続ける中で「分からないなりにうまくやっていく」ことへの苦手意識
  • 条例や組織体制、前例や慣習などでガチガチに固められている閉塞感

こういった感覚からくる据わりの悪さです。
まあ社会人なら誰もが感じるような、ありがちなモヤモヤですよね。

ところがこのモヤモヤが火薬となって、ある日突然、ぼくのメンタルは爆発してしまいました。

適応障害になりました

種火となったのは、入庁6年目の人事異動でした。
ぼくは第1週目から盛大に心の健康を崩してしまいます。

なーんにも意欲が湧かない。
食欲もない。

きっとぼくのよわよわメンタルは、環境が変わった負荷に耐えられなかったのだと思います。
新しい職場でのストレスや無力感と、日ごろ仕事で感じていたモヤモヤとが融合進化して、心の許容量を一気に超えてきました。

これまでに経験したことがないような気分の落ち込み具合に、正直自分でもかなりビビりました。

ぼく

仕事がつらい…
この先の公務員人生に自分の幸せはない…

謎の絶望感にとらわれながら、また栄養不足や睡眠不足に耐えながら、毎日体を引きずるようにして出勤する日々が続きます。

心身に限界が来たのは、それから約8ヶ月が経った頃です。

寒さも身に染みる11月の終わりに、ぼくはとうとう休職に入ることになります。
もともと痩せ型だったぼくの体重は、以前よりさらに10kgほど落ちていました。

医師の診断は適応障害でした。

適応障害(てきおうしょうがい、英: Adjustment disorder:AD)とは、はっきりと確認できるストレス因子によって、著しい苦痛や機能の障害が生じており、そのストレス因子が除去されれば症状が消失する特徴を持つ精神障害である。

出典:wikipedia

仕事を辞めることにしました

休職に入って、最初のうちはかなり楽になりました。
でも次第にまた心が沈んでいくようになります。
職場への申し訳なさとか復職への焦りとか、いつの間にかそんなことで頭がいっぱいになっちゃうんですよね。

抑うつ状態です。
これからの人生に希望が持てません。

療養生活の中で、ぼくは今後のことをあれこれと考えました。

自分はどんな人生を送りたいのか。
自分にとって幸せとはなにか…。

そして、こんな結論にたどり着きました。

ぼく

よし、とりあえず無職になってみよう。

いやあ、急ですね。
そして極端です。

自分でも客観的に見て「愚策だなぁ」と思うような選択です。

でもいいんです。
だって今は本当に意欲が湧かないんだから。

これまでのぼくは、たぶん頑張ろうとしすぎていたんだと思います。
やりたくないことなのに、本当はギブアップしたいのに、責任感とかプライドだけで強行突破しようとしていました。

でもそれで長続きさせられるほど、ぼくってタフじゃないんですね。
本心に背いた行動を続けても自分をどんどん不幸に追い込むだけです。

「自分の心に正直に生きよう」
なんて100万回くらい聞いたようなフレーズですが、病んでみてやっと初めて、この言葉を自分事として飲み込めました。
そしてその大切さが、確かな痛みを伴って、ずっしりと腑に落ちた感じがしました。

もし今のぼくが復職や転職という選択肢をとるとすれば、それは責任感とかプライドによるものです。
ぼくが本当に働きたいからではありません。

そうではなく、いったん仕事から完全に距離を置きたい!というのが本心です。

だったらひとまず無職でいいじゃない。
これで大変なことになったら、その時に自分が後悔すればいいだけですからね。
自分の人生なんだもの。

…とまあこういった具合で、半ばさわやかな気持ちで公務員を辞めてきました。

当面の目標はズバリ、頑張らないことです。

そんな感じの人間です。
ゆうすけです。

このブログも、頑張らない範囲でゆるく続けていけたらと思っています。

どうぞ是非とも末永く、よろしくお願いします。