こんにちは、ゆうすけです。
さてぼくは先日、仕事のストレスから適応障害を発症し、休職に至りました。
初めに気が付いた症状としては、次のようなものです。
- 仕事が近づいてくると胸が苦しくなる
- 食事が喉を通らなくなる
- ふと絶望感に襲われる
ところがぼくには謎の責任感とプライドがあったので、症状が出始めてから約8ヶ月の間、これを無視して働き続けるのです。
最終的には、体の不調が一線を越え、マジで仕事がどうにも手につかない状態にまで陥ってしまいました。
そこからは速いもので、数日のうちにあっさりと休職することになります。
あぁ~これはもうダメだ。ムリムリ、休まなきゃ。
と、こんな感じでした。
今回は、ぼくに最後の引導を渡すこととなった、いくつかの末期症状についてお話したいと思います。
さすがにヤバいと感じた身体の異変
休職に入る直前期、ストレスがピークに達していたぼくの身に表れたのは、主に次のような症状でした。
- 思考がまとまらない
- 記憶が保持できない
- 言葉や文章を理解できない
どれも、ビジネスシーンの中で自認した症状です。
順番にご説明していきますね。
思考がまとまらない
仕事をするにあたり、普通は自らのタスク管理をしますよね。
「いついつまでにあの業務とあの業務を終わらせなければならない」
「そのためにまずはコレを最優先で着手する。その次はコレをする」
といった具合で。
末期のぼくは、これがどうしてもできなくなってしまいました。
今後のことを考えようとしても、思考がまとまらず、何もイメージできないんです。
まして業務の計画を立てるなんて、到底できません。
足がもつれてうまく走れない夢って、経験したことありますでしょうか?
ぼくはコレ結構よく見る夢です。
感覚としてはあんな感じで、すごーくもどかしいんですよね。
イライラが募るばかりで、考えは進展しません。
記憶が保持できない
思考がまとまらない中で、やらなければならないタスクをなんとか思いついたとします。
でも今度はそれを覚えておくことができないんですね。
昨日のことはおろか、つい先ほどしていたことや考えていたことすら記憶できない頭になっていました。
これでは仕事になりません。
とりあえず、思いついたタスクを片っ端から全部メモするぞ…!
となるわけですが、
メモするためのペンと紙のありかが思い出せず…
ペンと紙を探しているうちに、何をメモしようとしていたのかを忘れ…
そうしているうちに、自分は一体さっきから何を探しているのかも忘れ…
はて・・・??
といった有り様でした。
言葉や文章を理解できない
限界を迎えたぼくの症状は、コミュニケーションにも及んでいました。
誰かに話しかけられても、言われていることがよく理解できないんです。
内容が難しいということではなく、それ以前に認識が追い付かない。
チョットニホンゴワカンナイ、みたいな状態です。
相手にダイレクトに迷惑をかける分、これはとってもつらいものでした。
また同様に、紙やPCで何か書類を読もうとしても、書いてある内容がスムーズに理解できませんでした。
終日デスクワークの事務職でしたから、書類を読むことすらできないのは致命的な欠陥です。
こうしてすっかりポンコツとなったぼくは、
「これ以上出勤を続けてもどうせ仕事は務まらない…」
と観念して、ようやく精神科を受診し、間もなく休職するに至ったわけです。
症状が悪化してからではもう遅い
このとき、我慢の限界を迎えてみて強く感じたのは、
もっと早く医者にかかれば良かったなぁ…。
ということです。
教訓というにはあまりに当たり前すぎる内容で恐縮なんですが、でもこれってほんとに大事なんですよ。
というのも、心療内科や精神科を初診で受診するためには、結構な待機期間が必要だからです。
一旦休むことを決めたぼくは近くのメンタル系の病院やクリニックを8~10カ所くらいテレアポしてみたんですが、どこも予約がいっぱいで、最短で受診可能なのは約1ヶ月後とのことでした。
「もうダメ!休職させてー!」
となってから医者を探しても、すぐには診断書にありつけないんですね。
医者にかかることも仕事へ行くこともできず、八方ふさがりになってしまいます。
(ぼくの場合はその後たまたま職場の産業医とすぐに面談できたので、紹介状を書いてもらい数日中に受診することができました。)
だから自分がストレスにさらされていることを自覚したら、なるべく早いうちから専門機関を探しておくのがベターだと思います。
初診じゃないってだけで、いざというときにスムーズに受診できますから。
それにちゃんと通院していれば、そもそも心身が限界を超えてバーストするような事態にまで発展するリスクも減りますしね。
とにかく転ばぬ先の杖で、爆弾をひとり抱え込まないこと。
「早期受診が重要」とはよく聞くけど、いやはやほんとにそのとおり。
今回はそんなお話でした。